今、稚内、利尻島、礼文島では、この最北の島を主なロケ地とする東映映画60周年記念作品『北のカナリアたち』の話題でかなり盛り上がっています。
左は11月30日付け北海道新聞朝刊の記事ですが、29日に東京都内のホテルで開かれた製作発表記者会見の模様が報じられています。
主演は吉永小百合で元小学校の教師役。夫役は柴田恭兵、それに仲村トオル、松田龍平、小池栄子、宮崎あおい、里見浩太郎が共演とのこと。かなり豪華な顔ぶれです。
原作は湊かなえ「20年後の宿題」(『往復書簡』に収められた3篇の1つ)で、36年間の教師生活を終えた元小学校教師が20年前の教え子の男子生徒との往復書簡を通じて、20年前の6人の教え子のその後の消息の調査報告をもらいながら、20年前の体育の日にピクニック(落ち葉拾い)に一緒に同行した夫が死亡した事故の真相が明らかになっていくというミステリー。
実は店長はたまたまこの原作をすでに読んでいました。だから、これ以上は詳しくは言えません。最後の一捻りが胸に迫ります。
湊かなえといえば、松たか子主演で数年前映画化され評判となった『告白』の原作者。学園ものミステリーの今をときめく流行作家。映画のほうは必ずしもすべてが原作通りとならないので、どんな形でアレンジされるかも興味津々。でも何と言っても吉永小百合ですよね。
12月2日からクランクインし、1月にかけて稚内市や利尻・礼文島で本格的な撮影が行われるとのこと。今回は第1次撮影で、来年6月から7月にかけて第2次撮影が予定されています。ロケ地の地元では、稚内市など4市町村がすでに全面的な支援体制を組んでいて、この記者発表にも各市長、町長が同席し、「ロケ成功に向けて、頑張ろう!」と気勢をあげているのが報じられています。店長としても頑張れ!です。
公開は来年秋以降とのこと、待ち遠しいなあ~。