「かに」は好きだけれども剥くのが面倒、という人は少なくありません。
私の主人はどんな「かに」でも、他人に剥いてもらったものより自分で剥いて食べる方が数段おいしいと思い込んでいます。かにを剥く手にその美味しさが吸い取られるとでもいうんでしょうか。かにだけは自分で勝手に剥き始めるんです。
すみません。いきなり余談にいってしまいました。
かにの姿ものをやっつけた後で残り肉、特に爪先の肉は惜しい気持ちが後を引く半面、一番とりづらく、なかなか厄介です。かにがロシアなどから大量に輸入され、かにの食べ放題が北海道であちこちに当たり前のように見られたころならまだしも、今はかに資源は希少そのもの。爪先の残り肉といえども、いかにも勿体ない、ですよね。
そこで、かにの食べ残しは抱き肉や脚肉も含め、そのまま(再)冷凍しないで、カニフォークで残り身をほじくり出してタッパーのような容器に入れ、翌日に使用する場合は冷蔵、それ以降なら冷凍保管します。
もちろん再活用はかにチャーハン、かに玉子焼き、かに玉オムライス、グラタン、パスタ等に利用します。味の良さは保証します。かにのほぐし肉だけでもほしくなります。手元にあると、いつでも手軽に「かに～」のメニューができるんですもの。
かに缶も別に脚肉の入った豪華なものでなくても、フレーク肉の比較的安い缶詰もサラダ風に食するだけでなく、いろいろ活用できますよね。
残り肉を調理ものに使用するときは、要注意点が１つあります。かにのゆでものはもちろん塩ゆでなので塩分が少なからず含まれています。この分をキチンと計算に入れてメニューの塩加減を調整することが大切です。
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